■ソニー銀行 - Sony Bank - 通称 : ソニーバンク

ソニー銀行の生みの親のソニーは,1946年5月の創立以来,エレクトロニクス技術を民生用に生かしたテレビ,オーディオ,情報通信といった事業を中核に発展し,そのコンテンツの音楽,映画,ゲーム,保険も包含して業務を展開してきた。
ソニー銀行は,ソニーに蓄積した技術や経験をもとに,インターネット技術を活用し,2001年 4月 2日に三井住友銀行などの出資で,ソニーフィナンシャルホールディングス傘下の新たな形態の銀行を設立し, 6月に事業を開始。
ソニー銀行と同時期に参入した銀行が,決済手数料を収益の柱とした低コスト運営の銀行を目指したのに対し,ソニー銀行は個人の資産管理の道具を目指し,店舗を持たないインターネット銀行を設立。口座開設もネット上のサービスサイトから手続きができる。
ソニーバンクは,新たなテクノロジーを金融の分野に生かすことで,個人の自由度を高め,新しいライフスタイルを創造に貢献して行くこと考え,携帯電話利用のモバイルバンキングでは,振込みや残高照会,円預金や外貨預金などの金融商品が利用できるが,モバイルバンキングを利用するにはSSL対応の携帯電話が必要である。

■ソニー銀行のネットバンキング

ソニー銀行には,本店だけで支店はなく,ネット銀行のため実店舗の窓口や ATMはなく,預金の入出金やカードローンの利用は,セブン銀行,ゆうちょ銀行,三井住友銀行,アットバンク,三菱東京UFJ銀行などの現金自動預入払出機で行う。

外貨預金,投資信託などの金融商品の取引手数料を収益の柱にし,外貨預金の手数料の安さと取り扱う通貨の種類の多さは定評があり,投資信託は種類は多いが,MMF以外では『 ノーロードファンド - 販売手数料なし - 』 がないので,若干見劣りする。

ネットバンキングによる来店不要な住宅ローンも貸し出し残高を伸ばし,ネット取引では同行口座間の振込み手数料は無料,他行宛は普通の銀行に比べ安く設定している。

設定によってはログイン後の画面を 『 ポストペット - メールソフト - 』 にでき,これを目当てに口座を開設する顧客もいて,ポストペットから預金に関してのアドヴァイスや応援メッセージを受け取れる他行にはない異色のサービスもあり,ほかのネットバンクと比べると口座数は少ないが,一口座あたりの預金残高は,2006年 9月の時点で,8倍ほどで資産管理に関心のある顧客が多い。

■キャッシュカードとインターフェイス

インターネットバンキングには,3つのインターフェイス 『 MONEYKit 』,『 MONEYKit-PostPet 』,『 MONEYKit-ACTIVE 』 があり,インターフェイスの選択は口座開設時にでき,インターフェイスにあわせたデザインのキャッシュカードが用意されている。

口座開設後,インターフェイスの変更は 『 各種お手続き 』 の 『 インターフェイスの切り替え設定 』 から手続きでき,一度申込みをした後で別のデザインのキャッシュカードに変更するには,『 キャッシュカードの再発行 』 の手続きをし,再発行には,手数料が必要である。

『 MONEYKit-PostPet 』から別のインターフェイスに切り替えても,ほしいもの貯金箱のデータは保存され,後でもう一度 『 MONEYKit-PostPet 』 に切り替えた場合,2004年 9月 13日以降に 『 MONEYKit-PostPet 』 から別のインターフェイスに切り替えた場合に限り,以前つくった目的別貯金箱が表示される。

インターフェイスを切り替えてもインターフェイスにあわせたデザインのキャッシュカードは再発行されず,別のデザインのキャッシュカードを希望の場合は,インターネットバンキングのサービスサイトにログイン後 『 各種お手続き 』 の 『 カード再発行のお申し込み 』 から手続きをする。

カード再発行の申込みを受け付けた時点で,現在のカードは利用出来なくなり,新しいキャッシュカードが手元に届くまで ( 約10日程度 ) ATMでの取引きができなくなる。

ソニーバンク証券の証券取引口座開設の申込みは,ソニーバンク口座の開設時でも,後でも,サービスサイトから手続き出来る。


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